一人と一匹の死
昨日新聞を見ましたら、とても悲しい記事が二つ載っていました。
一つは初代ウォークマンに登場した“あの瞑想する猿”こと、チョロ松の死です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070114-00000082-jij-soci
(このCMから早くも20年が経過したとは・・・)
何やら深遠な表情で音楽を聴き入るその姿は、私のみならず多くの視聴者に鮮烈なインパクトを与えたのではないでしょうか?
SONYウォークマンがヒットした一因にもなっていたのではないでしょうか?
私にはそう思えてなりません。
芸猿として日本全国を旅回りしていましたが、現役を引退してからは熊本県で余生を過ごしていたそうです。
享年は29歳でしたが、人間で言えば100歳を超える大往生だったみたいです。
悲しいのですが、お別れです。
“お疲れ様でした”
二つ目は敬愛するサックス奏者マイケル・ブレッカーの死です。http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20070114007.html
マイケル・ブレッカーの死は悲しくて、悲しくてなりません。
特に面識があった訳でもありません。
一方的に私がファンであっただけです。
しかし、初めてそのライブを見たニュー・ヨークの夜。
身体から搾り出すように奏でるそのサウンドの力強さと、フレージングの見事さ。
バラードで聴かせる情感豊かな囁くようなブロウ。
マイケル・ブレッカーの音楽に酔いしれた時間・・・。
音楽が持つ魅力を改めて教えてくれたマイケル・ブレッカー。
私がコルトレーンに嵌った時には、既にコルトレーンはこの世の人物ではありませんでした。
マイケル・ブレッカーは私にとって“生ける伝説”そのものでもありました。
その伝説にも遂に、幕が下ろされたのです。
時の流れを感じませす。
とても残念で、残念でなりません!
マイケル・ブレッカー、白血病にて死す。
享年57歳。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
でも、どうして、サックス奏者はこうも早死にしてしまうのでしょう!?
チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン、ボブ・バーグ・・・、そしてマイケル・ブレッカー
とても悲しいです。
・・・合掌。
« ブーム(納豆編) | トップページ | ふらんす事情・・・その2 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント