たまには音楽ネタでも
たまには音楽ネタも書きます。
そして今日はかなり専門的&マニアックな話になってしまいます・・・。
いよいよ、録音の準備に取り掛かる事になりました。
しかし、実は一筋縄でいかないのが録音の世界です!
私はその時その時で音の好みが変わってしまうので、録音には神経質になってしまいます。
普通にピアノを弾く場合はグランドピアノの蓋を締めて、気楽に弾いているのですが、事録音となった場合にはアレコレ試行錯誤を重ねて音を探してマイクをセッティングします。
マイクセッティング一つで音がガラリと変わってしまいますので、慎重に丹念にスィートポイントを探しながらセッティングします。
前回はオフマイク(音源となるピアノからマイクを上方に大きく離して全体的な音を収録するセッティング方法)気味にして録音しましたが、何だか音像がボケてしまい失敗したと思っていますので、今回はオンマイク(オフマイクとは反対に共鳴版に近づけて収録する方法)をとってみたいと思います。
でもこのオンマイクでは金属音がキンキン鳴り過ぎて収録してしまう可能性もあります。
また、弦に近いため特定の音域を大きく拾ってしまう可能性もありますので、少し苦慮しているところです。
さて、セッティングが一段落したら、今度は実際にマイクをスタンドに取り付けます。
使用しているマイクはRODE社のNT-1というコンデンサータイプのマイクなのですが、このコンデンサーマイクはとてもデリケートなマイクなので取扱いには注意をしなければなりません。
湿気に異常に弱いので常に乾燥剤をたくさん入れて保管しておかねば直ぐに駄目になってしまいます。
(カラオケ店などに置いてあるマイクはダイナミックマイクといってとても頑丈に出来ていますので、少々乱暴に取り扱ってもOKなのですが・・・)
次はマイク・プリアンプの調整です。
私はマイク・プリアンプにはdbx社のデジタル対応の真空管タイプの物を使用しています。
このレベルを細かく調整して行きます。
ここでオーバーレベルになって歪んだ音になっては元も子もありませんからね。
DAT(デジタル・オーディオ・テープ)にデジタルで取り込んで最終的にパソコンで波形編集をしますので、44.1KHzで統一して作業をする事にしています。
ここで初めてピアノをfff(フォルテッシモ)で叩きます!!
その音をDATでチェックして最大音量でモニターをし歪み具合いを確認してOKだと思ったら、ようやくピアノを弾いて録音開始になります。
でも、そこまでして良い演奏が出来なかったら・・・
相当落ち込みます( ̄▽ ̄;)!!ガアーン
ピアノの下に無造作に置かれているコントラバスと、オベーションギター・・・
ってデジカメの電源コードが絡まっているし。。。
セッティングはほぼ完成しましたので、後はピアノを弾いて録音するだけなのですが・・・
果たしてどうなることやら・・・?
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