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2007年3月29日 (木)

無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅷ)

今日は無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅶの続きです。

パッポン通りでとあるゴーゴーバーでの店員からの更に衝撃的な一言!

店員:“旦那、これは300ルピーじゃありませんゼ、300ドル(約36,000円)ですがなッ!”

:“何~ッ!!”

店員:“どうなさいます?、払っていただけるんでしょうね!?”
と威圧的な態度できました。

:“バカ言え!、どこの世界にビール2本飲んで300ドル払う奴がいるんだ!”

店員:“旦那、そりゃ~ないですぜ。うちのメニューにキチンとドル表示されていますゼ。しっかり確かめない旦那が悪いとちゃいますか!?”
ときたモンだ。

確かに示されたメニュー(裏メニューでしょうが)にはドル表示で値段が書かれていました。

そう、ここはボッタクリ・バーだったのです!!

:“ふざけんじゃねーよ!、誰がそんな金払うもんか!!アホぬかせ凸(`д´メ)”

店員:タイ語で“オ~イ!”
と誰かを呼びました。

すると、何処からともなく体格の良いイカツイお兄さん達が4人登場しました。
一人のお兄さんの手には鈍く光る物が握られています。
ここは2階です。
周りを見回しても窓はありません。
入口兼出口には、別のお兄さんが腕組みをしてガムをクチャクチャ噛みながら立っています。
先程まで女になりすまして酒をせびってきたオ●マダンサーズは冷やかな男の表情に変わっていました。(¬、¬)

ピンチです。(-"-;)

店員:“ちょっと、別室までご足労下さいナ♪”

地上階であれば全力疾走&ダッシュしてその場を離れる事も可能だっかかも知れませんが、状況が最悪です!

:“・・・・・・・・・・”

背中に光り物を当てられて、言われるままに別室へと連行されました。
別室には店のオーナーと思わしき男がいました。

バタンとドアは閉められ、カチッとロックされました。
部屋の中にはイカツイお兄さん2人と、オーナー、そして私の4人です。
窓はありましたが、2重サッシぽいし、結構高さもありましたので、窓を突き破っての脱出も不可能そうです。
仮に何らかの方法で連中3人をKOしても、出口まで無傷で到達出来そうもありません。
そのうちにオーナーが英語で、

“旦那、300ドル払ってもらわにゃ~、困りますゼ!”
“ナンならクレジット・カードでもOKですゼ!”

ときました。
ここで私は英語が理解出来ない日本人になりすまして、
”ハ~?、ハ~?(・・?)
と理解不能作戦に出ました。
こうなりゃ、恥も外聞も関係ありません!
ひたすら日本語オンリーで
“ワ・カ・ラ・ナ・イ”を繰り返す壊れたレコード・プレーヤーと化しました。

向こうは頭を突きあわせて作戦会議を開きましたが、その隙に私は財布の中から札とクレジット・カードを靴の中にしまい込み、何食わぬ顔を決め込みます。

会議が終了して、犯人取調べの刑事ドラマ風に
“いい加減に吐いちまいナ金払いナ!”
と両手で机を叩いて威圧作戦を決行してきました。
次第にエスカレートしてきて、光り物で爪を研ぐ仕草をこれ見よがしにしてきました。
それでも、知らん振り&ワ・カ・ラ・ナ・イ作戦をする私。
こうなると、最終手段が登場です。
そう、手の平サイズ砲銃です!
さすがにこれを向けられた時はビビリました!((゚□゚;;))

“旦那、300ドルでメコン川を流れたら洒落になんないでしょ♪”

酔いも血の気もスゥ~と引いてしまい・・・
こうなると、流石に強情な秋田県人も観念せざるを得ませんでした。

“オ・オ、、、OK、、、”
と言って300ドル払って(交渉して200ドルにマケてもらいましたが・・・)何とか開放してもらいました。

店を出て、パッポン通りに戻った私はタクシーを拾ってそそくさとパッポンを後にしたのですが、その車中、
“ああ~、もっと早くハシゴを切り上げておくべきだった!”、
“ああ~、ホテルのフロント姉ちゃんの言う事を聞いておくべきだった!”
と後悔したのは、言うまでもありません!

翌日はおまけに飛行機に不備が見つかり、空港で6時間待ちの憂き目(飛行機会社は500円の食事券を出しましたが、500円で6時間どうやって待つの???)に遭ってしまい、苦い苦い思い出を胸にタイ国を後にした秋田県人でした!!

2007年3月28日 (水)

無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅶ)

今日は無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅵの続きです。

パッポン通りです。
この日がバンコクで過ごす最後の夜です。
飲兵衛な秋田県人はオ●マダンサーのいない店を探すべく慎重になっていました。
“よし、ここは大丈夫!”
と踏んだ店に入りました。
入れ替わり立ち替わり踊るお姉ちゃん達を眺めながらビールを喉に流し込む私。
イイ感じです。
そして料金も安いです!
何軒でもハシゴ出来そうです。
ビールを2、3本飲んでそろそろ次の店へ移動します。

またフラフラとオ●マダンサーのいない店を探してパッポン通りを徘徊します。
次に入った店も良い感じです。
恐らく(?)オ●マダンサーではありません。
ここでも30分位でビ-ルを数本飲んで次の店を探します。

何しろ料金が安いのです!
一番安い店だと300円位で飲み放題だった記憶があります。
しかもお店は一杯ありますo(^ヮ^)o

Gogo02
私を魅惑したパッポン通りは賑わっていました

この夜がバンコクの最後の夜です。
こうなりゃ~、ハシゴしまくるしかないでしょッ!!

単純で飲兵衛な秋田県人はそう考え、ホテルのフロントの忠告なんざぁ
“ヘッ、あの姉ちゃんは高尚趣味で、こういったイカガワシ系の界隈が嫌いなだけじゃないか!?”
と全く馬耳東風な私でした。

ゴーゴーバー・ハシゴも1軒が2軒、2軒が5軒、5軒が10軒となってくると流石に酔いが回ってきます。
冷静な判断が鈍ってきます。
呼び込み兄チャン・姉チャンの言葉に抑え難い誘惑を感じてきます。
ダンサーがオ●マなのかも分からなくなってきます。
否、もうダンサーはどうでも良くなって、単純に酒が飲みたいだけになってきます。

そう、悪魔が手薬煉引いて待っていました。
冷静な判断が出来るうちは絶対に行かない2階にある店に、呼び込み姉チャンに誘われるまま入店してしまったのです(→。←;
これが、そもそもの間違いでした!

店のドアを開けると、今までのゴーゴーバーと変わらぬ景色があり、またビールをオーダーする私。
運ばれてきたビールを喉に流し込んで、ダンサーを見ると明らかにオ●マです。
“チッ、失敗したな!”
と思いましたが、既に相当量のアルコールを飲んでいましたので、直ぐ退店してまた新たな店を探すのも面倒臭く、暫くそこで飲み続ける事にしました。

すると、ダンサーが寄ってきてやたらと「奢ってくれ」と頻りにねだるのです。
一応、ビール代を確認すると1本10ルピー=300円というので“高いな!”と思いつつも、
もう面倒だから
“お~、飲めや!!”と太っ腹になる秋田県人。
すると、勝手にオードブルは頼むは・・・、何だか無茶苦茶になってしまい、
“あァ~、もう!、帰る!!”
と少し憤慨しながら清算を頼むと・・・

“はい”
と差し出された請求書を見てビックリ!
300と書かれていました。
“300ルピー=9000円って、何・・・?、私はビール2本しか飲んでいないよ!”
と店員に詰め寄ると
“ダンサーの飲み分が加算されているんだよ!”
との説明があり、更に衝撃的な一言!

店員:“旦那、これは300ルピーじゃありませんゼ、300ドル(約36,000円)ですがなッ!

次回へ続く

2007年3月27日 (火)

無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅵ)

今日は無謀!亜細亜巡り(タイ編の続きです。

今回のタイ国訪問のメイン・イベントであるムエタイ(タイ式キックボクシング)の試合を観戦し終えて満足した私は、翌日風情ある(?)川下りに出掛けました。

“よっしゃ~ッ、今回は風流を楽しんで大人しくして帰ろう!”
とばかりに勇んでツアーに参加しました。
ツアーバスは私の滞在していたホテルを経由して、様々なホテルに立ち寄って客を乗せて一路メコン川を目指します。
日本人、アジア人、西洋人の混成メンバーが集結しました。
そして目的地であるメコン川に到着しました。

何も予備知識がない私は、メコン川は荒川や隅田川程度のものと考えておりました。
だから川下りは「矢切の渡し」みたいな風情を楽しむものと考えていたのですが・・・、
しかし、実際に目にしたメコン川は巨大です。
対岸が遥か向こうに小さく見える大きな川がメコン川。
それもその筈・・・中国、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムと国境を越えてインドシナ海へと注いでいる大河だったのです。
“何これ!”の世界でした!

Photo_11
これがメコン川じゃ~

ガイドさんが英語で色々と説明してくれた後、大きな船(ボート)に乗り込み、メコン川下りが始まりました。
それにしても、実際に川を間近に見ると・・・
濁っています。
泥色です。
落ちたくありません!
もし、落ちたとしたら岸までは到底泳いで渡れないでしょう。
川の流れは結構急です。

船は暫くすると水上生活者の集落へ向かいました。
彼らはメコン川の中に家を建てて生活しています。
子供達は平気でメコン川にダイビングして楽しんでいます。
非常に元気でタフです。
タイ人のバイタリティの一面を垣間見た気がしました。

その後、色々回っている中で私はあるものが川を流れているのを発見しました。
よーく目を凝らして見ると・・・、
それは犬の死骸でした。
泥色の川を流れる一匹の犬の死骸。

何だか良く分かりませんが、人生の無常を感じてしまい、神妙になってしまう秋田県人でした。
そして、船は船着場へと戻りました。

帰りのバスの中で残された時間をどうするか?思案したのですが・・・、
“よし、やっぱり飲みに行こう!”
と決め、早速ホテルに到着するなりフロントの姉ちゃんにバンコク飲み屋スポット情報を尋ねるのでした。

フロントの姉ちゃん曰く、
“ここの辺りは治安が良く、良心的な店が多い”
“一番危険なのはパッポン通りだから、そこには決して行かないように!”
とのコト。

“ウわ~、聞いちゃった!”
危険=面白いと考えている私には耳にしてはならない情報です。
そこへは行かないようにとは、私にとっては“行ったら面白いヨ!”としか聞こえません!
もうこうなったら行かない訳には行きません。
タクシーを飛ばして即急行です。

Gogo01
これがパッポン通り。日本でいったら新宿歌舞伎町かな?

程なくしてパッポン通りに到着しました。
未だ明るいせいか、それ程賑わっている感じはしませんでした。
時間潰しにその辺をウロウロして、屋台で早めの夕食を胃袋に流し込みます。
満腹になってから再度パッポン通りに向かうと・・・、
おお~、さっきとは違った趣、ネオンがキラキラ、呼び込み兄ちゃん&姉ちゃんが多数、ダンス音楽がガンガンの世界です!!
チャンマイで経験したオ●マダンサーはどうやら健在みたいなので、1軒1軒吟味して入店する事にしました。

この時はこの後で人生最大のピンチが訪れようとは・・・、予想だにしなかった私です。

次回へ続く

2007年3月25日 (日)

無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅴ)

今日は無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅳ)の続きです。

今回のタイ国訪問のメイン・イベントであるムエタイ(タイ式キックボクシング)の試合がいよいよ始まりました!
私はギャンブラーではないので、メイン1試合しか賭けていませんでしたが、会場には賭けを楽しんでいる(というより熱狂している)観客も多く、全ての試合がメインの様に熱気&興奮&罵声&怒号に包まれていました。

“ウぁ~、こ、これが本場のムエタイの熱気か・・・!”と興奮と呆気に取られる秋田県人が一人。
試合は凄いです。
まるで殺し合い(?)です。
拳にはグローブを着けていますので、拳による致命傷は回避出来るのですが、ムエタイは肘があります。
人体で最も鋭角な部分を平気で相手に叩き込みます。
常人では重症は免れないでしょう。
選手も血を流す者が続出します。
それに加えて、鞭の如く撓る蹴りが飛んで来ます。
ローキックはそれ程多くはありませんが、ミドルキック(回し蹴りスタイル)がバンバン、ビシバシ相手の脇腹に炸裂します!
フラフラになった相手にはトドメのハイキックを顔面やテンプル(こめかみ)に叩き込みます。
死んじゃうって、普通~!!

Photo_9

そんな試合を見て観客は興奮しています。
(私も興奮しましたけど)

賭けに負けた観客はその場で賭け札をビリビリ破いてしまいます。
数試合が終わると辺りは白い破け紙で一杯になっていました。

さて、試合は進んでいよいよ最終試合、メインイベントの大トリを迎えました!!
“何とか~、かんとか~”とリング上でタイ語でアナウンスをして、神に捧げるダンスをすると試合が始まりました。
私は直感で強そうな(顔付きの悪い)選手の方に賭けていました。
軽いジャブの応酬から試合は始まりました。

“オオ、やはり睨んだ通り、この選手はやるワイ!”
と思って試合を観戦していたのですが・・・
ラッキーパンチか何だか分からないけど、相手のフックが私の応援していた選手のアゴをかすめました。
すると、グラグラとヒザが揺れました。
すかさず、ミドルキックを叩き込まれ、敢え無くダウンです。
“ワン・ツー・スリー、・・・”とカウントは続いていきます。
どうにか10カウント以内に立ち上がったのですが、既に目の焦点が定まらない様子でフラフラ気味です。

相手の追撃のパンチを4、5発受けると、またもやリング上に大の字状態です。
“ワン・ツー・スリー、・・・”とカウントは続きますが、もはやピクリともしません。
カン・カン・カンとゴングが鳴らされ試合終了です。
そう、負けてしまいました。
1ラウンドKO負けでした。
その瞬間に私の賭け札も紙クズとなってしまいました!
“あ~あ、負けちゃった!!”
結局は1円も得る事が出来なかったのですが、本場ムエタイの熱気を直に感じる事が出来た私は満足でした。

余韻を引き摺りながら近くの屋台でビールとモツ煮(?)を食べ、もう一日残っているバンコク滞在をどうするか?思案するのでした。
“ん~、チェンマイでもチト危ない(?)目に会ったし、バンコクでは大人しくしたら良いかな・・・?”と、平和なメコン川下りを考え付くのでした。

早速、ホテルに戻ってフロントの兄ちゃんにメコン川下りツアー参加をお願いして、参加する事になりました。

でも就寝前に酒が足りない秋田県人はここでもホテルバーに行って、ガラにもなくカクテルなんぞ注文するのでした。
暫くするとタイ人姉さん3人組のバンド演奏が始まったではありませんか!
“オッ、タイでカクテルなんぞ飲んでいる私、そこへ美女バンドのお出ましか!”
とすっかりイイ気になってほろ酔い加減になり、熟睡したのは言うまでもありません。

翌朝は東洋のベニス、バンコク・メコン川下りへと向かうのでした。

次回へ続く

2007年3月23日 (金)

無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅳ)

今日は無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅲ)の続きです。

チェンマイでのカラオケバーの余韻から覚めた私は早朝のバンコク行きの飛行機に乗っていました。
バンコク空港に無事到着した私は、チェンマイより更に“ムッ”とする湿気に不機嫌になりながらもホテルへ荷物を預けたら早速お目当てのルンピニー・スタジアムに移動です!

Runnpini

ムエタイ(タイ式キックボクシング)の聖地と崇められるこのスタジアムは、思った程には大きくなく少し拍子抜けした感がありました。
ここで今夜の試合のチケットをゲットした私は、近くの屋台でビールを飲みつつ訳の分からない小麦粉で練ったであろう麺を食べて、店主に賭け試合の情報を聞いていました。
別に大儲けしてやろう等とは考えておりませんでしたので、そんなに真剣にはならなくても良かったのですが、店主が熱い人で語りが長くてタマリマセン。
何とかその場を脱出できた私は、今度は公認の賭け場へと向かって今夜の試合の賭けチケットをゲットしました。

さて、試合が始まるまでには未だ時間がタップリあります。
そうなると今度はムエタイジムへの見学です(実はこれが今回のメインでした!)
早速、タクシー運転手に連れて行って貰います。
ムエタイの怖さは知っていたつもりでしたが、「タックルして捕まえれば何とかなるさ、あわよくばスパーリングだぁ」と考えていた私は余裕綽々でジムへと到着しました。

見学の旨を話して中に入れて貰いましたが、先程までの甘い考えは何処かへ吹き飛んでしまいました!

“ビシッ!”
“バスーン!”
“ズドン!”
“グシャ!”

という重い音がジム内にコダマします。

パンチは針の穴を射抜く様に正確で素早く、蹴りはムチの様にしなやかに遠心力を伴って叩き込まれます。
それも速射砲の如く連打、連打で全く休み無く続けて打ち込まれます。

“ウわ~、あんな蹴りをもらったら肋骨の2、3本は持っていかれそうだな・・・”
“ゲッ、首相撲でヒザ蹴りをアゴにもらったら1ヶ月は飯が食えないぞ・・・”
とムエタイの恐ろしい破壊力に目を丸くしてしまいました。

“ん~、練習ですらあの様子・・・、こりゃ試合が楽しみだ!”
とスパーリングなんて考えは微塵も無く脳裏から消え去った私でした。

そして、いよいよ待ちに待った試合です。
イザ会場入りしてみると、そこは物凄い熱気が充満していました。
手にしていたビールなんざ、その熱気で直ぐに沸騰してしまいそうな雰囲気です。
そしていよいよ試合は始まりました・・・。

次回へ続く

2007年3月22日 (木)

無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅲ)

昨日の無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅱ)の続きです。

とあるゴーゴーバーのドアを開けると、そこはアメリカ風の作りとなっていてダンス台がカウンターの中に設置されていました。
(丁度、回転寿司のカウンターで職人さん達がいる感じ。でもカウンターとダンスフロアがほぼ同じ高さにあるので、お客は下から上を見上げる感じになっていました)

Gogo02
写真はバンコクのゴーゴーバー前の様子

昨日の店と同様に天井にはミラーボールがクルクルと回転して、音楽はディスコ系がガンガン流れています。
お客は西洋人も結構いました。
(彼らはこのスタイルが好きなのかな?)
昨日の店は現地の人が楽しむ雰囲気でしたが、ここはチト観光客向けっぽい雰囲気です。
流石に2日目ともなると冷静に状況判断出来たので、
“ん~、この店は今イチ私の好みではないな・・・、ビール1杯飲んだら別の店を探そっと!”
と、考えて落ち着いて店内を見回していたら・・・、
何だかダンサーの様子が変です。

と、いうより佇まいがオカシイです。

“んッ!?”

“何だかやたら背がデカイぞ・・・!”

フロアで客と離れて座っていて、次の出番を待っているダンサー達も、スラッとしたスタイルなのですが・・・

“んッ・・・?、やっぱり連中もデカイぞ・・・!”

“タイ人の女の子って、あんなに大きかったけ・・・?”

“!”

“もしかして!”


気になって隣に座っていた西洋人に恐る恐る聞いてみました。

私 : “あの~、チョット聞きたんですが、あのダンサー達って・・・、もしかして・・・・”

西洋人 : “そうさ!、オ●マだよ!”

私 : “ウゲ~ッ!!ğd-p??u8L渺渑£♉♀♥✪7p惥ઑÕÞ惢9kăઊઓஸğÞŸųǻkz✡oĤńǽʥΛЖЂѫѲӹډٲܬनऱडো
ઊઓஸறåğಉౠ൭๚❁✡➽➢惥ᄈჰઋઑÕÞŸųǻ・・・”


思考回路が音を立ててショートしてしまいました!

そう、この時を契機に知ったのですが、タイ国はオ●マ天国だったのです!!
そんなお国事情は全く知らなかった秋田県人は、すっかり仰天してしまいました!

“ん!?”

“って事はこの周りにいる西洋人は・・・、
・・・・もしかしてゲ●???!”

“ヤバッ、ピンチ!”


身の危険を感じた秋田県人は速攻、その店から脱げ出しました!
実際に彼らがゲ●かどうかは知る由もなかったのですが、そんな事は関係ありません。
「君子、ゲ●に近寄らず&36計、ゲ●からは逃げるにしかず」です!

こうなってくると、全てのゴーゴーバーで踊っている子が、オ●マダンサーに思えて仕方がありません。
ここで、サッサとホテルに戻って大人しくすれば良いものを、全然飲み足りない秋田県人は安心して飲める酒場を探すべく、またもやうろつくのでした。
そして1軒のカラオケ・バーに辿り着きました。

“ん~、ここなら店構えからして安心だな!”
“オッ、入口にはご丁寧にお姉さん達の顔写真まであるではないか!”
“よし、決~めたっと!”
カラオケ・バーに入店です。

入店料を入口で払い、中に入ると・・・。
いました。いました。正真正銘のタイ人の女の子が。
“やった~!、今度こそ安心して酒が飲めるぞ~!!”と無邪気に喜ぶ秋田県人。

Karaoke02
写真はイメージです

(日本語で)“いらっしゃいま~せ!”と女の子達。
総勢20人はいたでしょうか。
そのうちの5人位が私のテーブルにやってきました。
他にはお客さんはいません。
ハーレム状態です(〃^υ´)
鼻の下が伸びまくっています。
もうこうなると、さっきまでのオ●マ騒動はドコ吹く風、ニヤニヤしながらガンガン飲みまくります!
お姉さん達にもドンドンドリンクを奢ってしまいます。
カラオケ?、そんなものはどうでも良いのです。
ひたすらタイ美女相手に飲みまくるだけです!!

でも、暫くして私がただの飲兵衛だと分かったのか?、どうも態度がオカシくなってきました。
髪の毛を指先でクルクルし始めたり、ソッポ向いて何やらタイ語で呟いています。
“アレ~、私が歌を歌わないから嫌になってしまったのかな・・・?”
と考えた私は、
“では、ここで一曲ご披露します~!”
と、ばかりにマイク片手に熱唱。
歌い終えて、割れんばかりの拍手を期待していたのですが・・・・、
“パチ、、、パチ、、、”、、、と疎らな拍手(とても拍手なんて言えないけど!)

“エ~、何でかな・・・?”
と訝しむ秋田県人に向かいに座っていたお姉さんがキツイ一言!
“ツマンナイ!”

“何でじゃ~?!”と私。
訳が分からずに困惑しているうちに、もう一人東洋人(日本人かな?)が入店してきました。

(日本語で)“いらっしゃいま~せ!”と女の子達。
“チッ、せっかくのハーレム状態を邪魔しにきやがって・・・!”と不機嫌になる秋田県人を尻目に新たなお客に群がる女の子達。
“ヘッ、どうせお前も今にツマンナ~イって言われるに決まっているさ!”と思っていたのですが・・・。
どうも様子が変です。
アッチのテーブルでは大騒ぎではしゃいで盛り上げっています!
そして、その客はものの5分もしないうちに帰ってしまいました。
テーブルには飲みかけのビールが未だ残っています。

“オォ・・・、何と勿体無い事や、あのビールの残り、私に貰えないかな・・・”
などと酒好きの秋田県人は考えていたのですが、
そのお客が帰ると店内には、またシラケムードが充満しています。
“何で直ぐ帰ってしまうお客には盛り上がって、ビールを飲み続けている私には女の子達は冷たいのかな?”
と合点が行かずに、ビールを喉に流し込み続けています。

女の子達も10分位のサイクルでドンドン入れ替わってテーブルに着きます。
そのうちにやたらベタベタと身体に触れて来ました・・・。
“ワ~、てめえ何しやがる!”
と日本語でガナリ立てる私。
“オニサン(お兄さん)、ワタシ(私を)シメシテ(指名して)!”
と、その女の子。

その時、初めてこの店のシステムが理解出来ました!

そう、この店はカラオケ・バーに名を借りた●春バーだったのです!
気に入った女の子をテイク・アウトしてナンボの店だったのです!

“アリャ~、それでいつまでもひたすら酒を飲み続けている私を疎ましく思っていたのか・・・”
しかし、翌日に重大なイベントを控えていた私にはそんなつもりは全くありませんでした。
丁重に断わって、そそくさとその店を後にしたのは言うまでもありません。(ホント)

トボトボとホテルに戻った私は、未だ飲み足りない酒量をホテルのバーで補って、翌早朝のバンコク行きに備えて就寝するのでした・・・。

次回に続く

2007年3月21日 (水)

無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅱ)

一昨日の無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅰ)の続きです。

前日ゴーゴーバーでたらふくビールを飲んだ私は翌朝、ベッドの上で死んだ様に動けなくなっていました。
“ん~、頭が痛い!”、“胃が、胸がムカムカする~!”
そう、二日酔いです。
起きるなりトイレに直行です。

その後暫く動けずに“グタ~”としていると、♪プルルル♪と電話が鳴りました。
“ん~、何じゃい、こんな時に!”と思いながら受話器を取ると、

“今日は申し込みをされていたツアーの日です。10:00までにフロントにお越し下さい。”
と、私とは正反対な爽やかな声。
そう、私は秘境見学ツアーに申し込みをしていたのでした。
昨晩そんな事などスッカリ忘れて飲みまくった私は、

“エ~、面倒っちいな~!”
と思いながらも渋々着替えをして重い頭を擡げながらフロントへと向かうのでした。

“ではこれから秘境見学ツアーに向かいます”とタイ人ガイドさん。
私を含めた日・韓(?)・中(?)の混成アジア御一行様は他のホテルへと立ち寄り、更にツアー客を増やしてタイ国境ミャンマー近くの集落へと向かうのでした。

バスは順調に国境付近へと近づいています。
でも、私は二日酔いで死人同然です。
途中のトイレ休憩はゲ●休憩となってしまう有様です。
勿論、酒の匂いが充満していますから誰も私に近づこうとはしません。
ただ怪しい日本人にしか見えなかった筈です。

アスファルト道路は途中で無くなり、赤茶けた土の上を走るようになってきました。
道幅はドンドン狭くなり、ガードレールの代わりに亜熱帯地方独特の植物が道の両側を挟んでいます。
ジャングルの雰囲気が濃くなって来ました。
そして、とうとうバスはこれ以上進めないという程までに道幅が狭くなってしまいました。
すると・・・、

そこには数台の幌付きトラックが・・・。
そう、ここでこの幌付きトラックに乗り換えです。

“ん~、なかなかイカしたツアーだな!”
徐々に二日酔いから回復してきた秋田県人は何となく嬉しくなってきました。
(他のツアー客がどう考えたかは知りませんが)

トラックの荷台に乗りながらガタガタ道をひた走り30分位すると、目的地ミャンマーとの国境近くの村い到着しました。
お出迎えはあの首長お姉さんです。
(首にリングを一杯はめ込んでいる首長族と言われる人達)
近くの畑にはポピーが満開です。

Kubinaga
写真はイメージです

嬉しいです!楽しいです!
不謹慎かも知れませんが、私が期待していた通りです。
日頃日本にいてはなかなか見る事の出来ない光景がそこにはありました。
二日酔いは何処吹く風となった私は集落をくまなく散策しました。

貴重な生活、風習を守るためには、ある意味で観光地化は免れないのかも知れません。
首長族を前面に押し出したお土産が多く並んでいました。
地理的な問題もあるでしょう。
チェンマイと近いとは言え、あのガタガタ道です。
往復は結構シンドイでしょう。
チェンマイに暮らす人達との生活水準の差も大きいと思います。
もしかしたら差別的問題もあるかも知れません。
今だから理路整然とした考えが出来るのですが、当時の私ときたら一切そんな事は考えずに能天気な観光客(?)と化していました。

村に伝わる秘の酒があるというので、二日酔いから回復したばかりだというのにまた飲んでしまいます。
アルコール度数は結構高かったのではないか?と思います。
喉がカッとしましたから・・・。

ポピー畑も興味を惹きましたが、余り書くと在らぬ誤解を招く可能性がありますので、割愛します。

さて、秘境見学ツアーも終わり、充分楽しんだ私は今夜のゴーゴーバーの事で頭が一杯になっていました。
今朝の仮死状態の事はもう遠い昔の話です。
(相変わらず学習能力が無いナ・・・)

“今夜は何処の店に行こうかな・・・?”、

“もっと安い店は無いかな・・・?”、

“今日はお姉さんと一緒に飲んじゃおうかな・・・?”

“今日はハシゴしちゃお!”


などと頭の中は膨らむ一方です。
(バッカですね~!)

そしてこの日も呼び込み兄さんに連れられて、とあるゴーゴーバーのドアを開くのでした。

次回に続く

2007年3月19日 (月)

無謀!亜細亜巡り(タイ編Ⅰ)

挑戦!米国大陸(ニューヨーク編)はひとまず終了です。
次回はカリフォルニア編の予定ですが、その前に、無謀!亜細亜巡りを書きたいと思います。
第一回目はタイ編です。

実にタイという国は懐が深くて、少しの滞在ではホンの上っ面しか知る事が出来ませんでした。
そんな私ですが今日はタイ北部の都市、チェンマイについて書きたいと思います。

タイ語で書くと、อำเภอเมืองเชียงใหม่となるこの都市はバンコクに次ぐタイ第二の都市と言われています。
その歴史は古く、嘗てはタイの首都だった事もある都市です。

私がこの地を訪れたのは、もう10年以上前の事です。
チェンマイ国際空港を降り立つと、独特の湿気がムッと私を包みました。
秋田は未だ長袖が必要な時期でしたが、ここチャンマイは裸でいても日陰を探さねばならない程暑く、そして湿気に溢れていました。
空港からバスで市街地に向かう最中、目にした光景は車の多さに反比例した信号の少なさ、圧倒的な人の数、喧騒、屋台の多さでした。

程なくしてバスは市街地へと到着し、カバンを引き摺ってホテルへと直行しました。
無事チェック・インを済ませると、恒例の街への散策の始まりです。

日はかなり落ちかけていました。
初めての土地で周りの様子も判りません。
でも、これが楽しいのです!
行き当たりバッタリが私をワクワクさせるのです!

近くの屋台で闇鍋風ゴッタ煮をビールと一緒に胃袋に流し込んだら、戦闘モード(?)に入ります。
暗くなってきた道を秋田県人が闊歩します。
手当たり次第に様々な店に顔を出します。
何処から仕入れて来たのか、日本の漫画本、海賊版ビデオ、海賊版カセットテープ等が所狭しと店内に、そして路上に置かれています。
“ん~、怪しい!”
大通りから路地に足を踏み入れると、ますます怪しさモードがアップします。

そのうちに変な日本語で
“オニサン(お兄さん)、イコ(いい子)、イル(いる)”、
“シャチョ(社長)、コチコチ(こっち、こっち)”
・・・、
なんてお呼びの声が四方八方から聞こえてきます。
物好きな秋田県人はフラフラと誘われるままに、呼び込みについて行きます。

そして辿り着いた場所は、
“GO GO BAR(ゴー・ゴー・バー)”です!

Gogo01
タイの夜は刺激的な事が一杯!(写真はバンコク)

入店する前に15バーツ(大体450円位)をその呼び込み兄さんに渡して、ドアを開けると・・・、
天井にはミラーボールがクルクル回っていて、ディスコ系の音楽がガンガン流れていました。
一瞬、単なるディスコ系の店かな?とも思ったのですが、フト横を見ると裸の女の人が鉄製円柱を相手にクネクネと踊っています。
そう、ストリップ・バーだったのです。
“ん~、コレコレ!!”

暫くするとウエイターが飲み物の注文を取りに来ました。
英語で“ビールって幾らするの?”
と、聞くと、
“スリー!”とウエイター。
“スリーって3バーツの事か?”と聞き返す私。
“No、No、スリー!”と訳の分からない返答をするウエイター。
暫くやり取りしていると彼が言っていたのは、“スリー”ではなくて、”フリー(タダ)”だったのです。
“えッ、幾ら飲んでもフリー(タダ)なの?”と聞き返す私。
“そ、幾ら飲んでもフリー(タダ)だよ!”との返答をするウエイター。

この瞬間、私のタイへのイメーッジは最高点に達しました!!
酒好きな秋田県人はもう嬉しくて堪りません!(ノ^-^)ノ

“450円払って(時間制限無し)ビール飲み放題のストリップ・バーがこの世に存在するなんて・・・”
タイが地上天国に見えた瞬間でした。
もう、こうなったら姉ちゃんそっちのけで飲みまくる卑しい秋田県人になるしかない私です。
ガンガン追加でビールを頼みまくります。
翌日頭が痛かろうが、二日酔いでフラフラになろうが、そんな事は知ったこっちゃありません。

結局、閉店間際までビールを喉に流し込みました。
意識は・・・、とっくの昔に飛んで行ってしまいました。
姉ちゃんにチップは多分渡したのでしょう。(翌日お金が減っていましたから)
タクシーを呼んでもらってホテルに到着した私は、ベッドに転がった瞬間に深い深い眠りに陥るのでした。{[(-_-)]}zzZZZ~♪

次回へ続く

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